まだ青い刻に

夜がまだ明けきらない中、三次からの始発列車がやって来る。
踏切が鳴り始め、線路を照らすディーゼルカーの灯り。
今日も静かに1日が始まった。

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三江線 香淀~式敷


by tongpooryk | 2017-11-19 07:49 | 三江線 | Trackback | Comments(4)

Commented by 風旅記 at 2017-11-23 16:42 x
こんばんは。
今日も、素晴らしいお写真を拝見させて頂き、ありがとうございました。
三江線の始発列車は、どのような雰囲気なのか想像してみました。乗っているお客さんは多くはないのではないでしょうか。そしてまだ薄暗い車窓は、時に江の川の美しい景色が映って、旅人には本当に良いものなのではないでしょうか。
普段私が生活しているところの始発列車は、繁華街からの酔客、仕事に向かう気だるそうな顔、あんなに早い時間なのにいつも席には座れないくらいの人が乗っています。
お写真を通じて、日本の広さや、様々な暮らし方の違いなど想像するのが今でも大好きです。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/
Commented by tongpooryk at 2017-11-24 00:50
>風旅記さん
こんばんは。
日が短くなった今の時期、三江線の始発列車はまだ夜が明けきらない中、三次を出ていきます。
ただ、残念ながらというか...5時台の列車にもかかわらず、列車は連日満員。
現在の三江線は、さながら通勤列車並みの混雑が続いています。
廃止が迫ったローカル鉄道とはいえ、静かだったかつてが嘘のような賑わいになっております。
Commented by 風旅記 at 2017-11-24 18:31 x
こんばんは。
お返事下さいましてありがとうございました。
始発列車からの混雑、そこまでなのですね。ちょっと驚きました。
ローカル線は閑散としていて、古い車両が鄙びた風情を醸し出していて欲しい、とだけを願うのは、実際ローカル線を使っていない部外者の勝手にも過ぎる妄想とも思っています。
ローカル線だって、時代のニーズに即してより便利で快適になり、地域のニーズを少しでも拾うことができる方が良いに決まっています。
一方で、廃止が決まってからの混雑と聞きますと、その集客はとても健全なものには思えないのです。
もう無くなる、廃止になるという大義名分がなければ見向きもしなかった人たち、私には理由なしに動けない悲しい集団に思えてしまうのです。
ちょっと書き過ぎたかもしれません。
地元で使っていた方や見てこられた方など、所縁のある方が残りの期間をゆっくり味わえるようであって欲しいと願うばかりです。
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Commented by tongpooryk at 2017-11-24 20:52
>風旅記さん
こんばんは。
おっしゃるとおりですね。
私としては、残された時間を静かに見届けたいと思う訳ですが、
今のご時勢、それはどうやら叶わぬ夢のようです。
こういう言い方をすると何ですが、三江線は地域に見捨てられていた鉄道なんですよ。
なので、今になって惜しむ大勢の方々の姿を客観的に見ると、なんだか複雑な気持ちになります。